第三種接近遭遇

 昨夜の話である。そろそろ眠ろうかと思ったところで、ふと気配を感じて目を上げた。
 すると部屋のカーテンをするすると百足が伝っていた。わりに大きい。というか長い。ふはっと水木漫画の登場人物のような息を漏らしながら、手近な紙を丸めて武器に仕立てる。
 だが再度振り向いた時、奴は既にそこにいなかった。
 カーテンの裏表を確認しても、レールをチェックしても見当たらない。このままでは安眠できん。
 仕方ないので窓の下の床に反故を敷いて簡易結界を作成。PCを立ち上げて百足の生態を調べつつ、再度奴が姿を見せるのを待つ。

 2時間ほどもしたろうか。
 かさりと紙の擦れる音。いざやと見ればそこに敵影があった。
 二度と逃がさんぞと意を決し、ここを先途と殴打して動きを止める。それから箒で履いてちりとりに乗せ、乗せたまま熱湯をぶっかけて完全に息の根を止めてほっと一安心をした。
 憂いが晴れてから、「百足退治なう」とか俵藤太タグつけて呟くべきであったかとか思った。
 無意味に夜更ししてしまった所為で、今日は大変に眠かった。
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足痛日記

 5/2~5/8まで、およそゴールデンウィーク中の出来事をまとめて記す。
 ああ、きっと楽しい話さ。人の不幸は蜜の味って言うからね!

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時折ある不思議

 ツイッターなどにあるフォローシステムだけれども、俺はあまり積極的に使用しない。
 自身が積極的に情報を得たいと思う媒体を除いて、基本的には「フォローされたからフォローする」ってなスタイルだ。
 でも時折不思議な事に、そうやってフォローバックした相手に「こちらからもフォローさせていただきました」みたいな返答をもらったりする。謎の因果関係逆転現象の発生である。
 ひょっとして俺の周囲で、時空間に歪みが生じていたりするのかしらん。

恵方の作法

 駅を降りたら小腹が減った。
 コンビニに入ると恵方巻き大セールである。チョコとかならまだ長期保存が効くけども、恵方巻きなんてもうその日のうちに食べないと駄目なブツではないか。しかも量的にわりと重たいではないか。
 そういうわけで流行りものを食べる気にはならなかったのだけれども、ちょいと関連させるかという事で、ラッパーズのピザウィンナーを買った。
 店内のレンジで温めて、こいつを恵方巻きに見立てて食べ歩きで帰ろうという魂胆である。

 ところで恵方巻きには作法がある。
 切らずに一本丸ごと、その年の恵方を向いて、黙ったまま食べきるというものだ。そこからして面倒くせぇ。頑張って続けてるけどやっぱ流行らんわこれと思いつつ齧っていると、細い道を幅いっぱいに揺れてのんびり歩く爺ちゃんに出くわした。
「ちょっと失礼します」
 そう声をかけて追い抜いてから気がついた。喋っちゃったじゃん。
 まあいいか。そもそも歩き食いだから恵方向いてないし。そもそも恵方巻きじゃないし。そう達観して残りをむぐむぐと食べた。
 ちなみに寒い時期のラッパーズはなかなかに美味だった。また買おうと思った。

やんごとなき雷神

 キャッチコピーに釣られて、ついブラックサンダーきなこを買ってしまった。いや「やんごとなき雷神」はずるいだろ。なんかずるいだろ。
 有楽製菓株式会社の売り文句は毎回上手いなあと思う。いつかのバレンタインの「ひと目で義理とわかるチョコ」ってのも好きだった。
 味もなかなかに好み。チロルチョコのきなことか好きな人は好きだと思う。うむ、いとおかし。
プロフィール

鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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