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ポシティブランナウェイ

 勤務が一定期間を越えたスタッフに、鍵とセキュリティカードを貸与する事になった。
「っつー訳でこれを君に託す」
「え、僕できるだけ責任を負うのを避けたいんですけど」
「そうやって君は今後襲い来る責務と困難から逃れ続けようというのか」
「ええ。今までの人生そうして逃げ切ってきましたから」
 そこまでいくとある意味格好いいな、と思った。
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 台風後の暑さの後、この二日ばかり過ごしやすい夜が続いてる。すると不思議なものでぐったりと眠くなる。しかも寝てもまだ寝足りない感じ。これが蓄積疲労かしら。
 鬼平犯科帳にもあったな。「盗みを働くならば秋口がいい。涼やかな夜が来て、夏の疲れで眠りが深い」みたいな話が。
 昔に比して、どうも一年の速度が上がったような気がしなくもない。老いたか。

一景

 友人と飯を食ってきた。随分久々に焼き鳥なんて食った気がする。
 このひとはなんというか、細かい気配りが利いてひどくよく物を見ているのに、それで疲れ果てずにいつでもアグレッシブという素敵な方で、俺は大変尊敬している。
 遅まきながらの誕生日プレゼントを贈ってきたのだが、結局焼き鳥は奢られた。ダメじゃん、俺。
 帰りの商店街、丁度縁日が展開されていた。大道芸人の回りに子供らが群がって、きらきらした目で手妻を見ていた。
 そのきらきらはきっと忘れちまった代物だなと思った。忘れた事を忘れないようにしようとも思った。

すれ違え心

 大体俺のシフト入りは昼以降。時間的に挨拶は「こんにちは」。
 俺の前にシフトに入ってるひと。時間帯的に挨拶は「おはようございます」。
 いつも挨拶がすれ違うので、今日はあちらに合わせてみた。
「おはようっす」
「こんにちはー」
「…」
「…」
♪Hello, Hello, Hello, how low?
 俺は悪くないと思う。多分。
 話し合いの末第三者意見が採用されて、以後はお互い「ごきげんよう」(ポーズつき)で済ませろとの裁決が下った。ごめんこうむる。

夏の花

 閉店間際の店に休みのスタッフが何故か集結。
「何こんな時間に集まってるんだ? 黒魔術?」
「皆で花火をやろうと思って。そこの公園でやってるんで、閉店した後で来れるものなら来てもいいですよ」
 なんとなく悔しいので行く。
「とっておいてあげましたよ、花火」
 何故線香花火ばかりか。
「ひとりで線香花火してる図がものすごく似合うと思うんですよ」
 間違いなくそれ褒めてないから。
 その後なんだか訳の判らないまま逆上がり大会。鉄棒なんて久々に触ったぜ。連続5回転くらいしたとこで気持ち悪くなる。
 そこはかとなく楽しかった。手のひらが鉄棒臭ぇ。

ある終焉

 発注担当が帰省してたり、納入業者もお盆だったりで棚ががらがらになりがちな昨今の話。
 ウォークイン冷蔵庫で飲料の品出しをしていたらば、まったくモノがない棚がある。ここは何を置いてたっけと棚札を確認。
「パワーエンド」
 …?
 再確認。
「パワーエンド」
 …力尽きてるじゃん。
 もちろん正式名称はパワーエイド。
 今の今まで気付かなかったが、こいつはずっとツッコミを待ってたのだろうか。であるならば、悪い事をした。

かきすてられない

 色々と駄目なテンションと行程が続いて、そりゃもう著しく。オマケに今日は朝から近所で祭り。眠れやしねぇ。っつーかまずその生活時間が間違ってる。
 んで、とうとう寝過ごした。休憩時間の上がりを8分ぐらい。いい年して手前の体調管理もできねぇのかと情けない限り。恥。
「ごめん寝過ごした。次の休憩寝過ごし分削るわ」
「別にいいですよ。気にしない気にしない」
 …まんまその言葉に甘えた。うっわー。なんて駄目な大人でしょう。マジで猛省。
 しかも二度目の休憩も寝過ごしかけた。耳の横で思いっきり手を打ち鳴らされて目を覚ました。というかその心臓に悪い叩き起こし具合は何事か。胸のトキメキが止まりません。
 いやまあ本日の俺がツッコめた義理じゃあないんだけどさー。

デスマーチ

 21時集合。22時カラオケ到着。翌5時離脱。同20分、近所の風呂屋(営業10時~翌9時)に滑り込む。風呂と仮眠をすませてデニーズで朝飯。そのまま友人宅へ移動して、エアコンのぶっ壊れた部屋で15時くらいまで戦い続ける。皆倒れるように再び仮眠して撤収。
 流れ列挙すると阿呆丸出し。流石に眠いぜ。っつーか喉痛ェ。

対岸の火事気分

「起きて起きて大変だよ、地震だよ」
「ん~?」
「東北の方が大変だよ、友達はあっちにいない?」
「ん~…なまはげ」
 地震の後、横浜在住のうちの姉妹はこんな会話を交わしてたそうな。
 俺はといえば、
「ああこの本が頭にぶち当たったらかなり痛いなー。下手すると永眠出来るなー」
 とか思いながら布団でごろごろしてた。
 何気なくニュース見たらマグニチュード7.2だとか。後になってびびった。

黒糖

 以前から気になってたブツがある。奴の名は「黒糖まるごとバナナ」(正式名称うろ覚え)。
「普通のとどう違うんだ」
「黒いんだよ」
「黒くて三連星なんだよ」
「でもまるごとバナナって食べきらないうちに飽きるよな」
 そんな人気ぶり。まさにジャン・黒糖。
 とまれそういう経緯で、とうとう本日買ってみた。等分するという事で、友人と半額ずつ出し合って。
 結果。ネタにも何にもなりゃしねぇ。期待外れとは貴様の事よ! っつーか半分で食べ飽きた。今は濃いお茶が怖い。

群れ嫌い

 今日は鬼のように激しく、そりゃもう猛烈にだらけてた。
 買い物に出つつも目的の半分達成しただけで嫌になって帰ってくる。なんだあの混雑っぷりは。土曜とはいえ阿呆かと。ボディゾーン侵犯されまくり。よく山手線で大学通ってられたな、俺。渋谷←→新宿の圧縮率は洒落にならなかった。あれが嫌で何度自主休講にした事か。

通り雨

 閉店した後に、ざあっと雨が来た。くそ、後30分持てよ天気と思う俺。しかも稲光つきで結構強い降りになりそう。
 そこへバイトの子登場。
「雷? ひょっとしてカミナリ鳴ってる?」
 もしかして苦手なのかと訊く前に、
「うっわー! うれしーっ!」
 大好きなのかよ。
「だって大自然のエレクトリカルパレードですよ! なんかテンション上がってきました!」
 そりゃまあエレクトリカルなのは確かだが。っつーか今から士気が上がったって、もうとうに閉店してるんだが。
 しかし直後、「でも雨に濡れるのは嫌い」と親に電話していた。そしてその後、「お酒飲んじゃったから車は無理だって言うんですよ、あのロクデナシー」
 いやマジで高いな、テンション。

空転

 なんか駄目。やる事為す事空回り気味。ハムスターの回転させる回し車の如く無駄な努力。いや実際はそうじゃないんだろうけどな。俺の主観的に。っつーか20日土曜が潰れたのが滅法痛い。
 そんな一日を終えてメシ作るのが面倒になって吉野家に立ち寄ったら、駐車場にパトカーが止まってた。しかも4台。店内で警官が大量に牛丼食ってたら面白いなー、と思ったのだがそんな事はなく。あれは一体なんだったのだろう。

初花凛々

「先週のミュージックステーションは見たか」
「見た。こっこさんががっちがちに緊張してた! 喋る時マイク使うの忘れてた!」
 そんな会話を交わしていたら、シンガーソンガーのアルバムが借りれる運びに。そのうち買おうと思っていただけにありがたい話。
 ああ、一曲目がこれなのはなんか嬉しいな。そしてさりげないくるりアレンジが上手いな。それぞれのいいところがいい感じに混ざってるように見える。ジョルジュ・スーラの点描画の如く。全体はこっこテイストなんだが、程よくくるりスパイス。やるな。できるな。

それどころじゃない

 久々に友人に会った。数ヶ月前まで看護婦をやってた子。
「そういや病院辞めたっつってたけど、今何してるんだ?」
「再就職しました。前はリハビリテーション科だったんですけど、今回は病院全部がリハビリ専門です」
 うわ、なんか大変そうだなぁ。
「大変ですよ。前のところとはやっぱりシステムも違いますし。もう辞めたいです」
 こら。
「しかし夏場で病院とかいうと怪談のメッカじゃないか。リハビリ病院とはいえ、そんな話がはあったりしないのか」
「ああ、全然ないです。むしろ現実の方が怖くてそれどころじゃないです。もし出てきても『今忙しいから後で!』くらいな感じです」
 んー、心のゆとりを大事にな。そして小忙しいと言ってるこの子もお盆の飲み会に誘う俺。どうなんだ。
 ちなみにたまたま店に来たのに行き会って話をしてたので、余裕で雑談かましていた俺は実は仕事中。どうなんだ。

欠伸

 欠伸をするとどうして怒られるのだろう。
♪欠伸で涙ごまかさずにこっちにおいで
 よりによってホワイトベリーかよ。
 ハロープロジェクトだかベリーズ工房だかは、そのおっかけという得体の知れない生き物の部屋で、血尿出そうになるまで聞かされたからな。
 とまれあれは酸素を脳に取り込んで意識を覚醒させようという涙ぐましい行為ではないか。その必死に努力に対して怒るというのは、あまりに心無い仕打ちではないだろうか。
 ちげーよ、別に俺が怒られたわけじゃねぇって。そりゃ眠いのは確かだけどもよ。嘘じゃねぇよ。この目を見ろ。

損得じゃないけれど

 母が夏風邪を引いたそうな。「一六タルトが食べたい」とメールが入っていたので、ちょっくら横浜そごうに寄って二本ばかり買って行く。ま、食欲があるなら大丈夫だろう。
 帰り際、「本当に買ってくるとは思わなかった」となんかやたらに土産を貰った。ゼリーに粉末ポカリ2袋、うどんセット2玉(賞味期限8月2日)。
 差し引きでどうなんだ、これは。

キャラクター性

 1日は人類の知恵と叡智の無駄遣いをする花火大会の日である。花火なんてエアコンのよく効いた部屋でごろごろしながらテレビ観賞すりゃいいものを、世の親子連れとカップルどもは、なんだって無駄な労力と汗かいてわざわざ実地に見物へ行くのか。斯く言う俺様仕事だけどな。っつー訳で客数が阿呆のように多い。
「ぶっちゃけ給料歩合じゃないし、入って来んな客」
 などと不穏当発言を繰り返す俺。挙句、
「ダレた疲れたもう帰る」
 三歳児並のわがまま連発。すかさずツッコまれる。
「駄目ですよ、示しがつきませんよ。しゃきっと頑張ってください」
 その台詞だけ聞くと立派だが、数分前に「もう閉店にしましょう」って言ってたのは君だ。
「判った。皆の為に頑張るよ」
「きもっ!」
 うわ、ひでぇ。
「やっぱそれまでのキャラクターって大事ですよね。二度と言わないで下さい」
 ひどく素敵な職場だよな、うち。

凍らすウォーター/与作

 とある1リットルパックジュースを諸事情により廃棄。いちいち口開けて中身捨てるのも面倒なのでその場に居たスタッフに、
「持って帰っていいよ」
「あ、私これ飲むの初めてなんですよ」
「そうなんだ? 実はこれって凍らせて飲むんだよ」
 そこ、嘘をつくな。
「え、そうなんだ?」
 そして信じるな。

 嘘でふと思い出した。与作って曲あるじゃない。北島さんの。
 幼少時、ラジオでそれを聴いた俺は近場に転がってた親父に訊いたのよ。
「なんで与作与作って繰り返し呼ばれるの?」
 ガキだからな。歌ってものには皆ストーリーがあるのだと信じてたわけだ。
 親父殿答えて曰く、
「与作は木こりだ。木を切り過ぎるから山の神が怒って与作を探している」
 今思うにひでぇ親父だな。
プロフィール

鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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