反意語

 橋下徹さんが当選されたそうな。
 別に俺は高度な政治手腕があるわけでもないし、長期的展望の政策を持っているわけでもないし、物申すと厚顔無恥に言えるほど見識があるわけでもない。
 でも私見として、これを喜ばしく思う。
 独裁の真逆は民主であって、腐敗や停滞ではないと考える。
 理想や政策といったものに相対するのは、別の理想や政策であるべきだ。批判でも非難でも、ましてや悪意あるプロパガンダであってはならない。
 改革には物凄い力が要る。それはもう、年末の大掃除の大変さを思い出せば理解に難くない。
 こんなところで、言葉だけ連ねても力はないけれど、俺はかの御仁を応援したいと思っている。
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鍋乗りジョニー

 晩飯の食材の買出しに行ったらば、我が愛する男前な豆腐店の新商品が目に止まった。
 鍋乗りジョニー。
 その名の通り、波乗りジョニーの姉妹品である。そして鍋投入用である。冷奴にも麻婆豆腐にも味噌汁にもいけるらしい。っつーかそのネーミングだけで俺はネタ買いしかねない。
 そんなわけで急遽献立変更、今夜は鍋である。今調理を終えて、ぐつぐつと煮込んでいるのである。毎回いい味の商品を出すところだから、きっといい具合になるであろうと期待も一入なのである。

潜在能力

 マタタビ科のブツが駄目である。かぶれて痒くなる。キウイ(鳥の方ではない)は好きだったのだが、これで食べれなくなった。
 そんな「嫌いじゃないけど駄目な食べ物」の話をしていたら、ひとり強力なのが現れた。
「実は俺、蕎麦アレルギーだったんですよ」
「でも卵が駄目とか小麦粉が駄目とかそういうのよりは融通利くんじゃね?」
「いやですね、アレルギーなのが判明したのが一昨年で、それまで『なんで俺大晦日から年始にかけて毎年気持ち悪くなって熱出して寝込むんだろう』って思ってたんですよね」
 そういう事かよ。年越し蕎麦かよ。
「でも強いアレルギーだと呼吸困難起こして死亡もありうるとか言うし、死ぬ前に判ってよかったよな」
 そうフォローしたら一斉に「ああ、その前向きなんだか後ろ向きなんだかわからない慰めが鵜狩さんっぽいよね」と言われました。
 俺はそんなリアクションのアレルギーになりそうです。

崩壊のリズム

「2時(注・午前)からフリータイムで予約取ったからカラオケいこうぜ」と電話があったのが昨夜0時ちょい前。
 木曜休みだからいいかとうかうかと乗ったら、全員に妙なテンションが発生して朝8時までそのままノンストップだった。喉痛ェ。
 そのテンションのまま昼飯食って駄弁って帰ったら16時を回っていた。流石にへとへとで寝て起きたら日付が変わっていた。なんたるちあ。
 もう生活リズムが崩壊してるとかそういうレベルじゃない気がするぜよ。

窮地に立つ

 久々にやらかした。
 このところドタバタしていて睡眠足りなくて粗忽モードではあったのだが、気づいたら財布の中身がない。
 別に掏られたとかそーゆーわけではなく、普通に使い果たしてもうない。なんと残金70円。仕方ないので夕食はカップ麺に頼った。
 弱り目に祟り目とばかりに寒いので、最寄コンビニまで歩く気力すらなかった。
 今日の帰りは忘れずに、ちゃんと金を下ろしてこねば。

悲しみの大吉

 17時ですとんともう暗くなって、すっかり寒くなってもう完全に冬だなと思いつつ、暖のとれるファーストフードでも買うベぇよとコンビニへ。
 するとレジで小学生くらいの男の子と店員が問答していた。
 ちょっと様子を窺って大体事情を把握。
 おみくじつきの商品を買った男の子、見事大吉を引き当てた。そこで意気揚々と買った店にまたやってきた。彼の中では「大吉=当たり=もうひとつ貰える」的図式がなりたっていたのだろう。
 しかし悲しいかな、それはあくまでおみくじつきであり、当たりつきではない。店側としては大吉を見せられても「良かったですね」と言うしかできない。
 そのうち少年はとぼとぼと店を出ていった。子供ながらに哀愁の漂う背中だった。
 かの大吉は、彼に何を教える幸運の使者であったのだろうか。  
 

千年幸福論

 過日ぶっ壊れた眼鏡を買いに行って来た。
 面倒なので以前のものと同じ眼鏡屋に行って、同じレンズでOKですって事にして検眼はパス。ちゃっちゃと会計して、「30分ほどで仕上がりますので、その後引き取りお願いします」。
 そんな次第で、試聴でもして時間を潰そうと眼鏡屋階上のタワーレコードへ。
 そこで出会ったのがamazarashiだった。
 雨曝しとは珍しいバンド名だなと試聴してみたら、ボーカルがいい声してる。あと時折尾崎っぽい。そして曲の盛り上げが上手い。実にいい感じにサビへと積み上げていく印象。
 タワーレコード手書きのお勧めに沿って数曲、アルバムタイトルの『千年幸福論』聴いて購入を決定した。
 通常版と初回限定版が並んでいたが、精神的貧乏人としてセレクトするのは無論初回限定版である。
 レジでケース渡して本品と引き換えてもらったら、これがまた物凄い豪華仕様だった。ライブDVDに加えて書き下ろし小説までついてる。でもポスターもついてきたのでバッグに入りきらなくなって大変に困った。


ぺき

 何気なく眼鏡を外して、レンズを拭いた。
 ぺき、と乾いた軽やかな音がして、レンズ周りの枠が折れた。
 数秒茫然とした後、ひどく悲しくなった。

全自動

 風呂に入っていると、テレビの音が聞こえてきた。他所からではなく自室からだ。
 いかん点けっぱなしで入っちまった出たら消そうと風呂から上がると、テレビは静かになっていた。主電源もきちんと切れている。
 思わず戸締りを確認してしまった。超腑に落ちねェ。

あしがらみ

 最近やたらめったらと自分の靴の靴紐を踏む。
 靴を変えたわけでも、結びが緩くて紐が長くなっているわけでもない。でも踏む。やたらと踏む。そしてほどけて結びなおす羽目になる。
 なんだか最近の俺の自縄自縛っぷりを表しているようで素敵に嫌な気持ちになれる。
「と、まあテンション低いと、こういう具合になんだって悪い方に受け取れるよね」
「そうですね」
「寒い、ひもじい、もう死にたいのスリーステップで人間って死ねるよね」
「それは早すぎると思います」
 持論が否定された。もう死にたい。

モーニングスター

 モーニングスターって言われたら何を想像する?
 俺は瞬間的にこれだったわけだけれど、現実はなかなかに予想外だった。
 ヤマザキのモーニングスター。これさぁ、「『明けの明星(金星)』を意味します」とか書いてるけど、企画会議中に「鈍器扱いされますよ!」って制止するひとおらんかったんかなぁ。それとも俺の発想の瞬発力がおかしいだけなんかなぁ。

暗い目

 駅の階段で蹴躓くような音を聞いた。
 見れば初老の女性が腰をついている。夜の事でひとも少なかったから、割と近場にいた俺は大丈夫ですかと手を差し出した。
「ええ、ありがとう」
 答えてつかまる前の一瞬、女性は階段の上を見た。いや、睨んだ。その所作だけで、誰かと接触があっての事だろうと見当がついてしまった。
 おそらく接触者の背中を追ったのであろう、くらい眼差し。そればかりが妙に記憶に残ってしまった。

憑神

 深夜にやってたので、ついつい最後まで見てしまった。
 雰囲気は結構好きだった。西田さんとか赤井さんとか、貧乏神疫病神がいい味出してる。
 どこまでストーリーを忠実にやってるのか、近年の邦画は正直知れたものじゃないので、ちゃんと原作が読んでみようかと思う。

えらい話になってきた

 以前から気配はあったけれど、どうやら濃厚になってきた。というか本決まりになってきた。
 物凄く曖昧模糊な言いだが、自分と向うとの処理がおいつかなくて来年の2月までは詳細が書けそうにない。でも残念ながらいい話ではない。
 いや、いい話でもあるのか? 何事も考え方次第か? オラ、ワクワクしてきたぞ。

誇りを持って生きる

 友人に深爪マニアがいる。
 爪を切る時、とにかくむやみやたらと短く切り込むのだ。そりゃもう白い部分ナッシングになるぐらい。
 よく「爪切った直後なんで開けてくれ」と様々なブツの開封を頼んでくる。
「お前さー、いくらなんでもカッティグし過ぎだろ。野生だったらエサ取れなくて死んでるぞ?」
「何言ってるんだ。ハナから俺が野生で暮らしていけるわけないだろう!」
 何だその逆方向のプライドは。

続報きりたんぽ

 妹曰く「秋田県民はきりたんぽに拘りすぎる」。
 旦那さんの実家に行った折、お義母さんと一緒に買い物に行ったところ、
「あらいつもの○○(メーカー名)のきりたんぽがないわ。どうしようどうしよう」とテンパっていたそうな。ちなみにそのメーカーのが品切れていただけで、別メーカーのものはいくつもあったらしい。
 更に同じメーカーのきりたんぽを求めにきたと思しき女子高生だが「○○のヤツ売り切れてるんだけどどうしたらいい?」と電話しているのも目撃したのだとか。
 そのメーカーのが群を抜いて美味なのかもしれんが、そこまで固執する意味はあるのだろうか。やはりなまはげの血が何かを駆り立てるのであろうか。
「入れるのきりたんぽに拘らずにうどんでええやん」とか言ってしまったら命がなさそうな気がしなくなくもないように思わなくもない。
プロフィール

鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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