ないものねだり

 スーパーのパン棚の前で、おばちゃんたちが声高に話していた。
「やっとパンが増えてきたわね」
「雪で全然なくて困ったわよね」
 いや君らそれ、品薄だって聞いたから欲しくなった症候群だろ。
 ない、手に入らはいと聞くから欲しがる。人間心理ではあるが、一歩下がって自分を省みてみては如何だろうかと思った。
 まあ俺がパンあんまり食わないから感じなかっただけかもだが、そこまで商品絶滅してはいなかったぜ?
 鳴かぬなら、鳴くのにしよう不如帰。
 俺の気分的座右である。何も目の前のそのホトトギスだけに拘る必要はない。視野を広く持とうぜ、的な。夏に暑さの文句を言うよりも、花火でも見に行く方が心身ともに健康的さ。
 パンがなければ和菓子を食べればいいじゃないの精神である。
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ご注文の品

 過日ごんぎつねしてくれた友人が風邪を引いたという。
 恩義もあるし心配だし、「帰り21時回るけど、その後でよければ食料とか必要品とか買い込んでいってやろうか?」とメールしたところ、「石原さとみ買ってきて。あの笑顔があればだいぶ楽になる」との返信が。
 よし、今から行って止めを刺して楽にしてやる。
 まあ、そんだけ元気なら大丈夫だな。大丈夫じゃなくても飢えて死ね。
 とりあえずメールには、「石原さんは大雪の所為で品切れで出荷が滞って入荷待ち、ただし人気につき次回入荷予定は未定だってよ。いやあ買っていってやりたかったなあ、石原慎太郎」と返しておいた。

黄金の橋

 美の巨人たち、長谷川等伯の回を見る。
 今回の絵は柳橋水車図屏風。なるほど、誰もいない橋にはそういう思いがあったのか。彼岸と此岸を結ぶ橋と言えば、それは人生なのかもしれんなあ。
 だがそういうのを全部抜きにしても、等伯の絵は凄いと思う。なんたって絵心とか美的センスとかそういうものが欠如した俺にも、「おお、これなんか凄い」とわかるのだから。
 屏風絵は狩野派のイメージ、豪華金爛って感じの派手派手しい印象があってあんまり好きじゃなかったんだけども、等伯を知ってから見方が変わったし。
 そして何より松林図。あれは見てるとなんでだか泣きそうになる。一体なんなんだろうな、あの不可思議極まりないな感覚は。
 それにしても七尾市がびっくりするほど等伯押ししてて笑った。
 JR七尾線には国宝長谷川等伯号が走ってるとか予想の他である。更にとうはくんなんてキャラまで存在しているとは。
 ちょっと石川県に行きたい気持ちになった。

宣伝、『邪悪にして悪辣なる地下帝国物語』

「小説家になろう」にて時折コメントを頂戴したり添えたりしているはーみっとさんの小説、『邪悪にして悪辣なる地下帝国物語』が、このたびめでたくもアルファポリスさんから出版されるそうです。
 物語は全てを失い、生涯を復讐に捧げる事にした兄妹の復讐譚。
 とはいえ二人はまだ力弱く、目的の完遂には道遠い。そこで作り出されるのが地下迷宮。
 それは人をおびき寄せ招き入れ、或いはその命を啜り、或いはその心を取り込んで、迷宮は帝国へと肥大化していく。
 描かれるのは主人公たちつき従う人物と魔物たち。個性も際立つ彼らの群像劇。
 果たして二人の復讐はどこへと落着するのか。
 復讐の物語を彩るのは様々な効果を備えた迷宮施設にマジックアイテム。これらのパーツも様々に使用用途が妄想されて思い入れを増すのに一役買ってます。
 発売日は2月28日(金)。アルファポリス公式によると出荷は25日からって話なんで、ひょっとしたらもっと早く書店に並ぶのかもしれない。
 web版は既に書籍化部分を取り下げられているので、閑話と2章以降を読んで気になった君は書店へゴーだ。
 いや滅茶苦茶親しいとかそういうわけじゃないんだけれども、知ってる人が本出すとか凄いじゃないですか。俺までなんか成し遂げたような気持ちになるじゃないですか。
 祝いたいとか羨ましいとかおめでたいとか妬ましいとか、人間色々あるわけですよ。
 そういうわけで、ちょっとでも、ほんのわずかでもこの事を知ってる人を増やそうと、こんな場末ながら宣伝行為に及んでみたりしたわけであります。
 よ、憎いね大将流石だね。このこの。憎いね憎い、あーもうマジ憎い。

閉塞気分

 なんか話運びが上手くいかない。どうも行き詰まって息詰まってる雰囲気である。
 酒! 飲まずにはいられない!
 ぐだぐだと数行書いては消し書いては消しのリピートである。同じ賞宛のものを書いている某氏が快速超特急で筆を運んでいるので、それにプレッシャーを感じているとでもいうのか。らしくもねぇ。っつーかそんなん責任転嫁であろう。
 余談ではあるがその某氏の作は面白いので、ちょっと覗いてみるのもありだと思いますよ。
 さて、ちょっと気分転換して、そしたら正座して向き合ってみるとするべかね。

ファン・デル・パーレの聖母子

 日曜以来ちょっと立て込んでいたのだが、ようやっと先週の美の巨人たちを見た。
 俺の好きなヤン・ファン・エイクの回だったんで録画しといたのさ。
 彼は神の手とも呼ばれた画家で、おそろしく精密な絵を描く人である。ぶっちゃけ変態である。頭おかしい。いい意味で頭おかしい。
 だって肖像画の後ろにかかってる鏡に絵を描いてる画家の姿が映りこんでるとか、騎士の兜に教会の窓と聖母子の影がことごとく映ってるとか、油彩でやるんだからこだわりで済むレベルじゃないと思う。
 あと絵に描かれたテーブルを見てそのテーブルの年代鑑定ができたり、描かれた人物を見て病気の診断ができたりするらしい。
 ここまで来るともう意味がわからない。
 その圧倒的な存在感と質感よ。こういう作品を見ると、人間ってやっぱすげぇと思う。強く思う。
 いいものを見たなとそのまま予告まで流していたら、なんと今週は等伯である。長谷川等伯である。
 俺の好きな画家続きでなんか嬉しい。

雪回避

 一昨日まではまた雪だ雪だ大雪だと脅かされていたのだが、無事今日は晴天であった。
 たまにどかっと降るからまだ許せるのであって、流石に三連打は勘弁願いたいところだったから大変助かる。なんでも大陸側から張り出した高気圧が雲を押しのけてくれたのだとかなんとか。
 でもそんな理屈よりも飲み会のノリで、
「じゃあ三回目、行っちゃう?」
「いーねー。伝説作っとく?」
 とか言ってた雪雲どもが接近につれ、
「あれ、日本列島ガチギレしてない?」
「うん。ちょっとヤバそうだからやめとこうか」
 みたいな流れになったとか言った方が、俺的にそれっぽい気がしなくもない。
 空気読んだんであるな、雲だけに。

一回戦突破

 第二回エリュシオンライトノベルコンテストにおいて、拙作『壁の中の魚』と『』が一次選考を通過しました。
 正直に言うと応募したのをちょっと忘れてた。
 その頃話の流れでよし書くかとなった別作品のプロット練りながら、「お、こんなんやってるんだ。キーワード入れるだけだし、じゃあ登録しとくか」くらいのノリでの参加だった。
『壁の中の魚』に至ってはエントリーの締切終了してから、「やっぱ体裁くらいは整えておいた方が……」とあらすじを作成したようなレベルである。
 なので二作とも「ライトノベル」というくくりとは大分違う。
 読んでつまらないものを書いたつもりは決してないけれど、短編と掌編集だし、まあお祭りの賑やかしくらいのつもりだったから、事前で一次通過のお知らせのメールとメッセージが届いた時は、嬉しいよりもびっくりが先立った。
 本日付更新の一次選考通過候補作品の中に自作と自分の名前があるのを見て、ようやく嬉しくなってきた。
 2200から211に絞られた中に残ったわけで、これは俺が書いたのが面白いと、そう評価してもらったようなものであろう。大変に光栄である。
 とはいえおそらく二次選考通過は無理だろうと思う。やはりライトノベルを謳った賞だし、それに即した作風と魅力があるものが選ばれるに違いない。
 などと言いつつも、ちょっぴり期待してしまう俺。いや嘘です。このままいってくれないかなどと、かなり期待してしまってる自分がおります。
 ふふ、我ながら浅ましいな!

チャイミルクティー

 昨日の法事で、スティックタイプの紅茶をもらった。
「お前はこんな小洒落たものを飲む機会などあるまい」(僻みによる意訳)
 と言って渡されたのである。
 帰って早速飲んでみたら、これがなかなか素敵だったりした。品はトワイニングのチャイミルクティー
 程よく生姜の風味が利いていて実に美味である。
 なんか寝る前とかによさそう。あと寒い日に帰ってきてからとか凄くよさそう。
 寒いといえば水曜からまた雪らしいっすね。トリプルブロウとか、今年はどんだけ気合入れてるんだ。
 昨日今日と晴れだったし物品流通も少しは動いているであろうから、明日のうちに食料品など買い込んでくるとしますかね。

七回忌

 足元の悪い中法事に行ってきた。
 うちの周りは坂ばかりの上に凍結箇所も多かったので、革靴を鞄に放り込んで運動靴で移動である。
 そして数珠と御仏前を家に忘れた。なんたるちあ。まあうちの祖母ちゃんの法事であるので、母にそのまま現金を手渡ししてきた。他所ではできない不調法だぜ。
 そして坊さんの話で知ったのだが、2月16日って日蓮上人の誕生日なのな。流石に灌仏会は知ってたけど、日蓮さんのバースディまでは知らんかったわ。
 ちなみに本日はうちの妹の誕生日でもある。今まで「金正日と同じ誕生日」なんて扱いだったのだが、よかったな。今日からは上人様とも一緒だぞ。
 そして5歳になる親戚の子が実にユニークだった。
 何故か「はいすいこう、はいすいこう!」と走り回っている。
 彼は何を求めているのかと尋ねたところ、排水口が大好きなのだそうな。そこに石を投げ込んで、ぽちゃんというその音を聞くのがマイブームであるらしい。なんとも典雅なご趣味である。
 しまいには寿司屋の灰皿を覗き込みつつ、「はいすいこう!」と宣言していた。うんそこ水入ってないからな。
 どうやら穴っぽいのがあればなんでも排水口らしい。
 しかしまあ、雪化粧の墓というのはなかなかない景色であった。
 ある意味記憶に残る法要で、祖母ちゃんの思い出話も盛り上がったし、もし故人の見る事あったれば、きっと満足してくれたのではないかと思う。
 とりあえず読経を聞き流しつつ、小説の流れを考えていたのは秘密にしておこう。

受身

 雪の次は小雨が降っていた。
 お陰で足元がアイスバーン状態。そろそろと坂道を下っていたら、ずるっと足元が滑った。
 いい年して見事に尻餅をついたぜ。しかも通行の人々にばっちり目撃されたぜ。
「大丈夫ですか」
「うす、大丈夫です。いやー雨の所為で足元危ないですよね。雨の所為で!」
 声かけてくれた人にそう答えて、転ばない程度の早足で逃げ去った。
 しかし我ながら驚いたのは、転けた拍子にちゃんと後ろ受身をとっていた事である。尻が濡れた以外はノーダメージだったぜ。
 まあ精神的には結構なダメージを負ったんだけどな!

覆い隠す

 朝雨戸を開けたら雪が降ってた。
 思わず呟いた。またかよ。マジかよ。
 でも路面で溶けて積もりそうにない雪だからと出かけたら、帰りは素敵な積雪になっていた。
 今もまだ、外はしんしんと雪が降っている。降り積もっている。バレンタイン云々で一喜一憂する人の醜さを覆い隠すが如くである。
 とか綺麗っぽい雰囲気でまとめたいところだが、正直明日の朝の事をあんまり考えたくない。
 っつーか寒いよ、マジで寒いよ泣きそうだよ。冬眠するぞこんちくしょう。
 今週末に法事があるのだが、この雪残ってたりするんかなあ。徒歩移動に影響がないレベルまで溶けていてくれるといいのだけれども。

ドラゴンズクラウン/投げについて語ろう

 とうとうウルティメイトエンシェントドラゴン打倒に成功したぜ。あいつ回復魔法回数制限されたっぽいな。12分くらい戦い続けて、どうにかこうにか削り切った。
 でも特に特殊なエンディングの類はなかった。残念。
 これで完全ソロでのウルティメイト通常ルート攻略達成である。最初は無理くせぇと思ったが、まあいけるもんだなあ。
 でも夢幻の天廊は未だ25階までという体たらく。
 ソロでやり遂げる方向性にもひと満足したし、そろそろオンにしてこっち登るか。
 そんな感慨はさておき、今日は投げについてのあれこれである。

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ドラゴンズクラウン/覇者の紋章

 このゲームには覇者の紋章なるアイテムがある。
 99層まで存在する混沌の迷宮に潜れば潜るほど、その深度に比例してキャラクターの能力が強化されるという品物だ。
 99層まで踏破すると累計で「与ダメージ+25%」「被ダメージ-25%」の効果になる。他にもダウン耐性とか仰け反り耐性とかあるという噂だが、検証しにくいのでちょっとそこは回避。
 今回気になったのはこいつにあると言われている、「クリティカル率+20%」の効果である。
 なんかこれ、エルフちゃんにだけあるのだとかなんとか取り沙汰されているのだが、そんな依怙の沙汰があるんだろうか。
 っつーわけで、1.06においてどうなったのか、うちのドワ公で調べてみた。
 そして途中で気づいた。
 これ多分あれだ、エルフのクリティカル率+20%じゃなくて、素手攻撃のクリティカル率+20%だ。
 紋章つけても武器持ってるとクリティカル率は全く変化しないのに、武器投げ捨てて素手になったり、投げたりすると如実にクリティカル率が上昇してる。
 一応数字を出しておくと、キャラクターは混沌踏破済みのLv147ドワーフ、LUC197。紋章とショートハンマー(購入カバンに入ってる初期装備)のみのカバンを装備し、通常攻撃一段目で計測。
 クリティカル回数/通常攻撃回数として、

 武器 60/300 クリティカル率20%
 素手 118/300 クリティカル率39.3%

 母数が少ないけど露骨な差が出たのでここで打ち切り。
 自前のクリティカル率がLUC÷10と言われているので、綺麗にそれくらいの範囲に収まる感じである。
 エルフのクリティカル率調べた人が「ロニを蹴った」と表現してるので、おそらくそこで勘違いが発生したのじゃないかと思われる。あとは誰か99層踏破エルフちゃんの弓攻撃で率調査してくれれば完璧であろう。
 うちのエルフちゃんは混沌9層までしか終わってないから、これで計測すんのはちょっと無理。これから99層踏破とかもうマジで無理。

 2/19追記。
 某所での混沌踏破エルフちゃんの検証によると、エルフは紋章で弓のクリティカル率も+20%されているとの事。
 こりゃエルフは混沌頑張らないとな!

ドラゴンズクラウン/1.06ドワーフ検証

 俺がプレイを再開しようと思ったら、またしてもパッチが当たってた。前回のが最終じゃなかったんか。
 っつーか大丈夫なんかこのメーカー。無料パッチで滅茶苦茶改良されてるんだけど。っつーかもうダウンロードコンテンツで販売してもいいような出来なんだけど。
 他人事ながら心配になってしまう。でもここまでしてくれると、このメーカーの作品は今後も信頼して手を出せるなとも思う。
 そんなわけで、以下1.06パッチの、というかドワーフの検証。折りたたんでおくので興味のない人はスルーだ。

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本日の雪害

 換気扇が稼動しない。おそらく外側が雪で凍って開かなくなっている。
 風呂の湯沸かし器が機能しない。おそらく外部煙突が雪で詰まってしまっている。この季節に水風呂とか前田利家気分である。
 ドアが開かない、その1。家の前に雪、積もり過ぎ。
 ドアが開かない、その2。鍵穴が凍ってる。
 階段が難易度MAX。こいつ絶対殺りに来ている。
 長靴、死亡確認。いつの間にか靴底にひびが入っていた。雪が染みてきて用を成さない。
 小説、進まない。いくら書き直しても面白くなった気がしない。
 いやー、流石にここまで色々重なるとヘヴィだぜ。
 もう家から出る人はいないのか、帰り道はほぼ新雪だった。俺のスネくらいまで積もってやがる。あまりの事に帰り着くなり、それで一話『奇』を更新。
 とりあえず換気扇動かないのに火を使うのもあれなんで、電子レンジでできるものでも食べるとしよう。

疑念を抱く

 近所のスーパーで、「まるごとバナナ1/2」なる商品を見かけた。
 ああ、あれって大抵食べてる途中で飽きるんだよな。きっとそういう感想が多かったのであろう。
 などと思いつつ行き過ぎかけたら、ふとパッケージの書き文字が目にとまった。
「バナナ1/2を使いました」
 俺は思った。
 それ、まるごとじゃなくねえ? 
 すごく強くそう思った。

スタートライン

 こないだから必死こいてプロット作って書いてた『病は君から』が、1月末で無事、公募募集要項である10万字を満たしました。
 どうにかこうにかスタートラインである。
 ちなみにこの話、俺が初めて書くライトノベル風ハーレム小説なるもの。「いっちょやってみんべか」と言った後、「出てくる女の子が次々と殺されていくのはハーレムとは言わないぞ」とか「お前の文体でハーレムとか想像できない」とか言われた。
 だがしかし、予想できるような事だけやっていて何が楽しいのか。斜め上に裏切る為にあるのだ。さて、果たして上手く裏切れているかかどうか。
 物語的にはまだ7話目。全13話予定なのでまだ半分。しばし体調を整えてからで、ぼちぼち続きを書き始めんべかの。
 あと頂戴した諸々と色々にも返信しておらぬままであるから、そちらもぼちぼち取り掛からねば。
 しかし徹夜からの滑り込みコースだったので大変眠い。なんで今日も眠いかといえば、昨日は友人宅に押しかけてやっぱり徹夜気味に遊んでたからである。
 一体わし、何をやっとるんか。
プロフィール

鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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