Self-Reference ENGINE

 円城塔さんの『Self-Reference ENGINE』を読了。
 面白かったけどわけがわからなかった。わけがわからないのに面白かった。
 うちの妹曰く、「なんかカッコよさげ…という以外まるで何言ってるのかわからんが、おかげで何度でも読み返せます」「理系ってこじらせると怖いね」。
 ちなみにこじらせた文系の極北は穂村弘さんだと思う俺。

 好きだったのはまず「Box」。
 得体が知れないのになんだか暖かい絆っぽく繋がってく感じがいいですな。奥さんちにも箱がちゃんとあるってのはなんとも上手い話運び。
「Bobby-Socks」は鰻の話が好み。でもボビーはもっと好み。ところでボビーは左右一対で一人格なのかしらん。それとも片方だけなのかしらん。あと靴下だって靴履いてるじゃん。むしろ素肌から外に向かう位置関係として靴の下だからこそのその名前じゃん、とツッコみたくはなった。
「Freud」は書き出しから大爆笑。そしてフロイトって言葉がゲシュタルト崩壊しそうになった。そして何者だよおばーちゃん。
 意味深と思ったのは「Deamon」。この単語は悪魔って意味だけじゃなく、ウィンドウズみたいなOSのバックグラウンドで動いてシステムの雑用をこなすプログラムの呼称でもある。なんでその辺りを加味してみると人間と巨大知性体の関係みたいなのが浮かぶ気がする。
 あと「A to Z Theory」の最後に出てくる「真理は42」って、ダグラス・アダムズの『銀河ヒッチハイク・ガイド』ですよな。
「惑星規模の超巨大コンピュータが750万年かかって弾き出した生命、宇宙、そして万物に対する疑問の答え。しかしこの答えにどんな意味があるのか、当のコンピュータにすらわからなかった」ってヤツ。
「Contact」もすごく『銀河ヒッチハイク・ガイド』っぽかったし、Self-Reference ENGINEのモチーフなのかしらん。でも俺が気づかないだけで、他にも他作品を取り込んで遊んでるっぽい気がする。
「Yedo」のつかみはバッチリ過ぎ。八丁堀の旦那を応援したい気持ちになるが、何をどう応援したらいいのかすらわからなくて取り残されたような気持ちになる。
 でもって私的白眉は「Infinity」。すごく好きだこの話。
 お爺ちゃんの「限りなく似通った」って出題も洒落てるなって思う。ぴったり全く同じじゃないってのがいい。実にいい。結びの一文も素晴らしいです。
 エピローグ。
 存在していないのに「自分について言及し続ける機関」ってタイトルが、またしても言語センスの秀逸さを感じさせます。そしてこの不可思議理論で物寂しい雰囲気を出せるのがいいなあと思った。

 しかし帯の「フィリップ・K・ディック賞候補作」には驚いた。
 あれって「アメリカで出版された」SF作品に授与される賞だから、つまり円城さんの文章を頑張って英訳した人がいるという事である。
 並大抵の苦労ではなかっただろう。さぞや理系を呪ったりしたであろう。ひょっとしたら「これだから日本人は!」とか思われたかもしれない。
 そんな余計な心配をしてしまうくらい、面白くも愉快な本であった。意味わかんねぇけどな!
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観光テンション

 帰り道、商店街を歩いていたらば、数名の外人さんがおでん屋(まだおでん売ってる)の前に屯っていた。
 おでんのタネをひとつひとつの解説してもらいながら、どれを買っていくかの思案をしている最中らしい。
 店のおばちゃんが説明を終えるごとに、
「オイシソー」
 の歓声が上がる。
「オイシソー」
「オイシソー」
「オイシ、ソー!」
 外人さんたちのテンションも鰻登りである。
 実にタノシソーな光景であった。

「死ぬな! 死ぬなよ!」

 今日更新分の『胎界主』、デカトンさんがやばい。マジやばい。可愛すぎてやばい。
 前回の「ごちゃめちゃ斬った」もツボだったが、今回は特にやばい。ヒロインか何かか。もうたましいが芽生えてるんじゃないですかね、これ。
 しかしデカさんは初回登場時から随分イメージ変わった。実にいいキャラだ。できたら生き残って欲しいけども、やっぱピュア様の流れに運ばれちまうんかなあ。
 なのでタイトルにしたこのセリフは、ドカデカさんにこそ言ってあげたい俺である。
 ところでもし俺が仮に胎界物から胎界主に成り上がったとしても、扱えるのは「だらける力」とか「怠ける力」とか「後ろ向きな力」とかそんなんな気がする。
 あ、でも「漂う力」とか「流される力」とかはいいっすね。バーゲンホルムのスイッチ入れて、無慣性状態になってるみたいっぽくて。

外連味たっぷり

 悪役を考えた。偉大なる『ニンジャスレイヤー』のかっ飛っぷりを参考に、外連味たっぷりなヤツを。
 妖刀クニクを携え、大トロ粉末を闇取引する悪の忍者。
 忍者だから勿論クリティカルヒットも繰り出す。その秘太刀の名は錆斬(さびざん)。世の万物を両断する秘剣だが、タイムカードだけは切れない。残業代はもらえない。決め台詞は「You are fired!」。
「こんなボスでどうだろう」と話したところ、「どうだじゃねーよ」と怒られた。色んなところからのパクリ集合体過ぎるとの指摘である。
「仕方ない。ならばついでだからダークサイドのヒロインもつけよう。武器は薙刀で、銘はフクジョウシ。これでどうだ」
「だから、どうだじゃねーよ!」
 無論プレイヤー予定の奴に話してる時点で真面目に使う気はなかったのだが、ちょっと気に入ったので、どこかで中ボスとして出そうと思う。

足りなかったもの

 体重の話をしてたので、「だ・れ・か、メタボリック、と・め・て、メタボリック。ふーくがー服がー苦しくなるー」と横で歌ってやったら怒られた。
 ストレスは体を酸化させて太る元になるのだぞと言ったら尚怒られた。
 ちょっとカルシウムが足りないのではないかと思う。

落下途中の浮遊感

 って、なんかたまらんもんがあるよね。
 下りのエレベーターで、降下に合わせてやるスクワットとかも、実にお手軽な無重力体験であると思う。
 そんなわけで、第二回エリュシオンライトノベルコンテスト、拙作2編は二次選考にて敢え無く双方落ちました。いや一体どんなわけだ。
 ここで素直に「何、俺の実力が不足していただけの事だ。また頑張ろう」とか、斜に構えて「まったく俺を落とすなんて見る目のない連中だ。いずれ吠え面かかせてやる」とか、知的に「選考結果を見るに異世界、転生といった安定したお約束ストーリーが期待されている。その上で筆力を見ているようだ。次は合わせるか」とか、そんな感じに切り替えてさらっと言えたら格好いいのかもしれない。
 だがここで、羨ましくて妬ましくてのたうっちゃうのが俺である。
 あらゆる意味で修行と精進が足りない。ちきしょう、悔しいぜ。
 とまれ年度末進行の変則シフトもようやっと終わりが見えてきたし、年始の異動でトラブらなければまた規則正しく書けるはず。
『病は君から』の方に傾注していこうと思う次第である。
 しかしこういう時のpillowsは沁みる。実に沁みる。サビの歌詞がめっさ秀逸だよな。


知らぬ間担当

「そういえばこの間、ポテトやきそばネタ買いしてましたよね?」
「おう、したぞ」
「じゃあ今度、ガリガリ君買ってください。ナポリタン味が出るらしいですよ」
「なんだそれ。嫌に決まってるだろう。絶対ヤダ」
「ネタ買い担当じゃないんですか!」
「いや知るものかよそんな担当。
「何があろうと俺は絶対買わねェぞ」
 と言い切ったら、
「中にトマトゼリーが入ってるらしいですよ。気になりませんか」
 ますます購買意欲が失せたわ。
 しかしガリガリ君はどこへ走っていくのであろうか。ひょっとしてペプシのゲテモノ味シリーズを同じ方向性なのか。

禍福は糾える縄の如し

 先週の金曜辺りに、去年ぽきりとやった足を再びみしりとやった。
 幸い痛みは軽微だったのでまあ大丈夫だろうと大事を取りながら動いていたら、週明けて火曜にはどうにか治まって来た気配である。
 よし大丈夫と調子に乗ってたら、翌朝ぐわっと腫れ上がった。どうにか稼動はしていたものの、その所為か熱がまで出てしばらくぐったりしていた。
 水、木とぐったりして先ほどようよう復活したらば、拙作『病は君から』がオーバーラップ文庫web小説大賞の一次選考を通過していたのを知りました。
 ち、ちげーし。今回はちゃんと発表日覚えてたし。ただ色々あってうっかりしてただけだし。
 いや真面目な話、発表日は記憶にあった。
 でも今回は事前にメールとか来なかったから、「こっちは落ちたかちきしょーめ」と勝手に思い込んでいた。そういえばアルファポリスの最終候補になった時も、特にメールとか来んかったな。
 とまれ意図してライトテイストで仕上げてる話であるので、それを通過させてもらえたのは狙い通りに出来ていると評価されたようで大変嬉しい。
 っつーか褒めてもらえればなんでも嬉しい俺である。褒められて伸びる子だからな!
 しかし他はどんな作品、作風が通過しているのかと他所様を覗いて回ったら、お気に入り四桁とかがフツーだった。
 わし、なんか場違いじゃないかのう。後でつめられたりせんかのう。
 上を見たらキリがないとかポイントが全てじゃないとか言う事はできるが、やっぱ気にならんと言えば嘘になる。
 あと全然関係ない話だけど、タイトルにもしたこのことわざ。これを聞くたびに、古橋秀之さんの『ブブライトライツ・ホーリーランド』を思い出す。
 人間が神様を作るのに核としたのがアザナエル。「禍福の蛇なり」なんてセリフもあるから確実に意識はしてるであろうと思う。おまけに英字表記はother noel。言霊が格好よすぎであろう。

夏目漱石曰く

「馬鈴薯が金剛石より大切になったら、人間はもう駄目である」。
 そんな一文を思い出しつつ、ペヤングのポテトやきそばをネタ買いしてみた。
 ひねりも何もなく、ペヤングにポテトが入っているブツであるらしい。
 しかしインスタントのポテトってどうなのだろう。お湯で戻す事を考えるとあまりいい食感にはならない気がする。
 一抹の不安は過ぎったが、まあ話のタネだと割り切ってかえって実食。
 うん、ふつーのペヤングだ。
 あまりに普通だったので、ポテトを単品で取り出して食べてみた。うん、こちらも普通にじゃがいも。そして意外にもほくほく感もあって結構美味しい。
 でも全然目立たない。ポテト焼きそばなのに、何も考えずに食べてると、「ん? じゃがいも? 入ってたような、入ってなかったような」ってな感じで終わってしまう。
 ちょっと主役を張るには力不足であるようだ。

いかさま師

 美の巨人たちの、カラヴァッジョの回を見ていた。
 なんだこれ。なんだこいつ。
 まだカメラすらない時代にキャンパスに感光させる写真技法とか、何をどうやったら思いつくんだ。
 技法を解析した結果を知ると思うが、昔の画家は頭おかしい。それが900°くらいこじれて逆に頭良くなってるんだとしか思えない。
 或いは『夏への扉』のレオナルドの如く、未来からタイムトラベルでもしてきたに違いない。
 とまれ巨匠と呼ばれる画家は揃って、恐ろしい程に自分の作品に対して完璧主義で貪欲だ。
 そういう姿勢を、俺はとても尊敬すべきものだと考える。

災害時に必要なもの

 防災グッズは何を用意しておくべきか、という話になった。
「食料は一週間分がいいらしいですよ。支援物資が届くまでにどうしてもそれくらいはかかるとか」
「黒ポンチョが色々と便利だと聞きました」
 などと真面目に論議されていたので、
「そういやパンの缶詰なんてのもあるねぇ」とちょっと知ってるフリをしてみた。
「用意してるん?」
「いや全然。俺が敢えて用意するとしたならば、モヒカンのヅラとサングラス、あと刺付き肩パットだな。救助物資配布場所に行く時はそれを完全着用だ」
「略奪するのか」
「いや。黙って静かに列に並ぶ」
「なんでだよ!」
「そんなのが並んでたら毒気を抜かれるしちょっと和むだろ。非常時にこそ一抹のユーモアが必要なのだ。揃って辛気臭い顔をしているだけでは、場がますます辛気臭くなるばかりだ」
「凄く上手く変わり者ぶった感じになってるけど、それ今思いついたままを言ってるだけだよね?」
 何故わかった。

卵にまつわる不思議な話

 生鮮の売り場に居たら、向こうから卵のパックを持ったお婆ちゃんがやって来た。
「すいません、この温泉卵って生卵ですか?」
 いや温泉卵は温泉卵だ。それともひょっとしてこの方は、何か哲学的回答を求めているのだろうか。
「これ温泉で茹だってるから生じゃないですよ」
「ええー、困ったわ。4個入りの生卵が欲しいんだけど」
 ちなみにひとつ忠告しとくとな、お婆ちゃん。
 その温泉卵、4個入りに見えるが実は3個入りだ。シールの下の部分には、卵じゃなくてだし汁が入ってる。俺も一回騙された。
「んじゃ卵はあっちで売ってるから見てみようか」
 と連れて行って、
「6個パック99円と4個パック138円があるな。6個のが安いが4個のはモノがいいやつだ。どっちにする?」
 お婆ちゃんが「こっち」と4個をセレクトしたところで「ではそれをレジに持って行きたまえよ」と手を振って別れた。
 ところで、だ。
 俺は全然店員とかではないのだが、むしろ買い物の最中であったのだが、何故にあのお婆ちゃんは脇目もふらず、俺目掛けて真っ直ぐにやってきたのであろうか。
 なんとも不思議な話である。

「彼らが残したもの」

 スティーブン・キングの短編集『夕暮れをすぎて』を読んでいた。
 そのうちの一編が「彼らが残したもの」だった。
 あの9・11を題材にした話である。ひどく端的に言えば、何故か余計な手間をかけさせられる話である。この言い方じゃどうしようもない物語に聞こえるが、実にいい話だった。
 やはり死というのは、当たり前にいたはずの人が永遠に途絶してしまってもう二度とコンタクトできないという現象は、どうにもやりきれないものがある。
 それは当人にとっても不意の事で、本当ならば何一つ挨拶など残していけない。
 だからこそこの「余計な手間」にはひどく価値が有る。
 そんなふうに思う。
 とまれまあ、今日は3月11日だ。
 あの日のあの時間、俺はちょうど駅から徒歩で移動しているところだった。いきなり体が泳いで、立ちくらみかと焦ったのを覚えている。

ドラゴンズクラウン/コモンスキル

 オンラインマルチプレイやってると、ドワちゃんの丈夫で長持ちっぷりが際立つと思う。特にウルティメイト通常。
「ガードをしそこねた? では死ぬがよい」
「パリィをしくじった? では死ぬがよい」
「メテオを撃ち終えた? では死ぬがよい」
「高度調整をミスった? では死ぬがよい」
 そんな感じで屠られていく仲間たちを尻目に、一人LPが増えていく。いやサボってない。決してサボってないアルよ。
 前振りはここまでとして、今回の話題は全キャラクター共通で習得可能なコモンスキルに触れてみたり触れてみなかったり。
 尚、以下の文章は全てver1.06の状況下において書かれている。パッチひとつで使い勝手が変わる可能性があるので、情報の咀嚼には十分注意していただきたい。

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人体消失

「マジックでもある人体消失だが、俺はあれってそんなに大した事じゃあないと思う」
「いやマジックでも大したもんだし、マジックじゃないなら尚更大した事件だろう。人が消えてるんだぞ」
「よく考えろ。人が消えるなんてよくある話だろ」
「いやそんな事はないだろう」
「しかしだな。テツandトモは消えた」
「消えたな」
「レイザーラモンも消えた」
「消えたな」
「ギター侍も消えた」
「消えたな」
「日常茶飯事だろ?」
「確かに」
 だがしかし、である。テレビである程度顔が売れたら、後は地方巡業した方が金銭的にはよいのだとも聞く。
 あとテツandトモに至っては、ジャージ脱いで紅白目指すみたいな話も耳にした。
 実は消えたんじゃなくて、俺らが知らないだけという気がしなくもない。

大違い

 久々に、多分半年ぶりくらいにTRPGのシナリオを書いてた。
 うん、これめっさ楽だな!
「自分にだけ伝わればいい」というハードルがここまで低いとは思わなかった。伏線も盛り上がりも何もかも、全部自分だけわかってればいいのだから気楽この上ない。
 勿論話をきっちり組み上げておけばアドリブだけより格段に面白くできるわけだから、ストーリーラインや主要な台詞はしっかり練り込んである。敵データやらドミニオンデータやら用意する手間もある。
 でも人にちゃんと伝わらなければと推敲を重ねる小説と違って、すげぇ気楽な作業であった。そもそも俺、アドリブが効くタイプのGMであるしな。大抵はその場でフォローも修正もできるのが強みだ。
 どちらが上でどちらが下なんていう話ではないのだが、同じように話を作るという行為でも、到達点と目的が違うとまるで異なってくるのだなあとつくづく思った。

難読名字

 山崎だからヤマザキさんだと思ったらヤマサキさんだったり、中田がナカタとナカダだったり、日本人の名字は読みが地味に難しい。
 非常に今更な話なのだけれど、佐村河内守氏が話題になった時、ちゃんと名前を読めた人はどれくらいいたのだろうか。
 北信愛さん並にどこで区切ったらいいのか分からん名前であろう。
 ぶっちゃけ俺は「サムラカワチノカミ? 河内守国助の縁者?」とか思った。 

先を越される

 冷たい雨じゃぜ寒い寒いと帰ってきて、とりあえず風呂に湯を張った。
 その間に筋トレから何からのあれこれを済まして、さて入浴しようとしたらば、湯の面に蜘蛛が浮いていた。無論死んでいるのだがそれなりにデカい。
 お前一体どこから入った。そしてどうしてそうして死んだ。
 色々と思うところはあったが、どうも一番風呂の先を越されてしまったのは確かなようである。
 ちょっと悔しい気持ちになった。

ドラゴンズクラウン/最近のドワーフさん

 ウルティメイト通常を、安定してノーコンティニュー一周できるくらいにはなってきた。
 装備が整ってきたのもあるが、反応速度が上がってきたっぽい。「当たらなければどうという事はない」を実践しつつある。
 でもガーゴイルゲートだけは安定しないのでミノタウロスに逃げてしまう俺。しくじって鑑定済み装備ひとつもらえなくなると悔しいしな!
 相変わらず夢幻は登ってないのだけれど、わりにスタイルが固まってきたのでここらでそこはかとなく公開である。

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降雪フラグ

 一昨日昨日と妙に暖かかった。
 確かに雨が降ったけれども、もう冷たくはない。風も身を切らずにやわらかい。もうすぐ春ですねぇ。
 などと言っていたら、
「でも明日、下手すると雪になるらしいですよ」
 と言われた。
 え、嘘、マジっすか。天気予報とか全然聞いてなかったんですけど、それマジっすか。
 狼狽していたらもうひとりが、
「いやまさか降るわけないでしょ。山側だけですよ。あれだけ降っておいて、まさかまた降るなんて、まさか」
 おいやめろ。
 その言い方妙にフラグっぽいから直ちにやめろ。
 明日マジで雪になったら、多分ヤツの所為だと思う。
プロフィール

鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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