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憑き物が落ちる

 一昨日、9/29に『病は君から』を完結させました。約56万字。
 日付をみるとおよそ1年9ヶ月ばかり、これに付き合っていたものらしい。
 その間はいっつも物語の事ばかりを考えてたわけで、何やら心の中を占めていた憑き物が落ちたような心地。達成感と同時に奇妙な虚脱がある。
 何はともあれ長い物語をきちんと完結させられたのは、そしてそれに対して「おめでとう」と言ってくれる人たちがいるのは、大変に幸福な事であるなあと思う。
 後はなんか話全般についてぐだぐだとくだを巻こう。
 今回でではないけれど、そのうちキャラクター設定とかについても語ってしまおう。
 というわけで、以下折りたたみ。

 公的テーマ。
 参加しようってなった公募のテーマが「異世界×ハーレム」(後に「異世界×女の子たくさん」に変更)だった。
 ここで「なるほど、恋愛小説か!」と理解した過去の俺の頭にチョップを喰らわせてやりたいと思う。リサーチ不足もいいところである。
 時代のニーズはチート能力を誇る、でも世間には評価されない主人公が独自路線で次から次へと女の子を落としていく流れだったのだ。ゲームふうにステータスとかスキルとか書き出しちゃうのも人気らしい。
 うーむ、マジにちょっとここらの売れ筋を研究しておかねばなるまい。「できるけどやらない」のと「そもそもできない」の差は甚だしく大きいのだ。
 とまれそんな具合に勢いだけで書き出して思い知ったね。
 うん、ハイファンタジーは難しい。故事成語は使えないし、度量衡とか和製英語的カタカナとかに難儀するし。
 というわけで本作に導入されたアイテムが翻訳さんである。
 腕に嵌めておくだけでテレパシー的に通訳してくちゃう素敵アイテム。異世界の単位もキロやメートルで聞こえるので余裕余裕。「いや腕輪でテレパシーって、それ惑星アリシアのレンズじゃねぇか!」というツッコミがなかったのだけが少し寂しい。

 私的テーマ。
 基本的な柱は「ヒーローの条件」。これに尽きる。
 特別な人なんていなくて、特別なんかじゃない人が、精一杯に頑張っているだけなんだよ。
 色んな人が色んな場所で身の丈に合わせて、もしくはちょっぴり背伸びをして頑張ってるんだよ。
 そんなのが根底である。別にばったばったと怪物を薙ぎ倒すばかりがヒーローではないのだ。
 まあぶっちゃけ本作に「ヒーロー」は「大人」って言い換えた方がしっくりくるであろうと思う。そういうふうに書いてるし。
 子供からみると、大人ってなんでもできそうだったりする。小学生になった近所の兄ちゃんは妙に立派に見えたりもする。
 だけど実際自分がなってみると、案外と大したものじゃない。
 そんな感じも含んでる。
 だからこそ最終章冒頭で芥川の『侏儒の祈り』を引用したわけなんだけども、俺なんかこれ駄目なんですわ。読むたび毎回泣くんですわ。『老いたる素戔嗚尊』と双璧でヤバイ。
 あと泣くと言えば最終話。
 ラストまで書いてもう一度読み直して、自分でちょっとじんわりきました。なんという自給自足か。
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鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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