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感想文返信

病は君から』に大変ありがたい感想を頂戴してしまった。
 相変わらず細やかかつ丁寧で、しかもこちらの気を注いだ部分を読み取って汲み取ってくださっていて、もうテンションが上がる上がる。無駄に布団の上で前転後転を繰り返しそうになるのを危ういところで踏みとどまった。もういい大人だからね!
 よって以下は私信的返信。例によって折りたたみ。

 重ね重ねになりますけれど、まずは御礼申し述べたく思います。
 長編に最後までお付き合いくださったのみならず、斯様に懇切丁寧なお言葉の数々を頂戴できて誠に嬉しい限りです。ありがとうございます。
 更には物語のみならず、俺の書き手としての癖の部分に至るまでをお褒めいただけて、これはやっぱりエンドレスで前転と後転を繰り返すしかないような具合です。拙いながらも色々と考えて文章を綴っていますので、そこらを好きと仰っていただいてしまうと、もうクリティカルヒットなのでありますよ。
 特に「直前の相手のセリフをぶんどってすぐさま意趣返しに使うような言葉遊び」。
 これは相手の意図をちゃんと理解して通じ合っている雰囲気が出るかとちょくちょく用いるやり口で、つまり気に入りの手法なのですけども、これを好きのひとつとして挙げていただけて「よっしゃ!」とガッツポーズです。
 本作において一番重要なくり返しが「ようこそ」と「おかえり」でありますから、そのシーンと合わせて気に入っていただけたのは、書き手として重畳この上なしな事でした。
 しかしづまさんもひょっとして、pillowsお好きだったりいたしましたか。実は某生体工学研究所の弓手さんのシーンを書く折にfunny bunnyの節で、「君の胸が薄いのは、誰かの仕業じゃないぜ」なんて口ずさんでたのはここだけの秘密です。
 そして以下、触れていただいた箇所について乱文ながらぽつぽつと。


 異世界×ハーレム。
「これが公募のテーマだから、俺そんなんを書くよ」と言ったらば、友人知人の悉くに「お前がハーレムラノベ? はっ!」みたいな応対をされたのは未だ記憶から色褪せません。
 それまでだって色恋を書きはしたけれど、リーグ戦のような恋愛未満の好意のものが関の山でしたし、きっと灯油かぶった上で煙草吸おうとライターを取り出した阿呆を見る心地だったのでしょう。
 でも手前味噌ではありますが、拾われた猫がきちんと家族になるまで、ちゃんと成長して一人前に近づくまでが描けたんじゃないだろうかと思っております。

 その上でなんなのですが、こうしたシチュエーションに抵抗があるというのはよくわかる気がしたりもするのです。
 いや俺だって自分が好きな女の子が男侍らしてたら、「お、おう」みたいな感じになるし、諦めて別の人をと考えたりするだろうし。
 その辺の事は政治的や世界的、風俗的な理由を付けて無理矢理押し込めてしまいましたが、結局ハギトの成長メインが根底になっているのは、そうしたトゲを俺が上手く飲みくだせていない事の証左でもあるのやもしれません。精進精進。
 けれどもそうした抵抗感を差し置いて、主人公を好いていただけたなら、これに勝る事はありません。
 ちなみにハギトの人たらしについては他の方にも、「どのヒロインといる時でも、真剣に目の前の彼女のことをだけを考えていますよね。本人は意識していなくても、その切り替えの早さ、天然プレイボーイかもしれません」なんて評されておりました。
 彼と某生体工学研究所の無自覚たらし氏の違いを挙げるとするなら、ハギトは相手との距離がそんな具合に近いのが普通と思っているのに対し、E・ガイルの旦那はある意味コミュ障なので相手がどきりとする距離までほいほい踏み込んでしまうって辺りでしょうか。どっちも足の小指を蹴飛ばしてやりたくなるのに変わりはないな!
 リーグ戦には俺の好きな人物像を詰め込んだ感があるので、どうも脱却しきれていない気がしてなりません。今後もそこここで「ん?」みたいなキャラ造形を見かけても、そっと微笑んで生暖かく見守っておいてやってください。

 また主人公のみならず、端役の面々にも好意的な視線を注いでくださったのにも深く感謝を。
 ちょいちょいしか出ない人々でも、彼らが歩いてきた道のりを思わせるような一言を発するだけで世界が広がりを増すように思うので、ついついそういう人物にも力を注いでしまいます。生体スレに書いてた頃も、ウィレスやリムーバをおいしい位置で使うのが大好きだったりしてました。

 そして彼らのネーミング。
 かなり凝って意図してつけたりする事もありますが、先にお詫びしておきます。本作ではそれはハギトとシンシアがほぼ全てで、あとは割合に語感だったり、実在の人物のイメージと重ね合わせて拝借したりであったりします。
 それでもまあ一応、「こんな意味合いでつけた」みたいなのはありますので、またぞろ書いていくつもりの四方裏山話をご覧いただけましたら幸甚にございます。


 ヒーローの条件。
 前述のようにハギトの成長譚が根底にありましたから、繰り返すこれが印象深くなっていましたなら俺としては冥利につきます。
 本当にずば抜けて超越した人って、確かにいるのかもしれません。シンシアだって外からだけ見ればそんな感じの人物です。
 でもけれど、俺は高みを目指して足掻いて挫折して、でも自己満足じゃなく自分の居場所を見定めるような生き様が好きなので、こうしたヒーロー像になりました。
 当ブログの四方裏山話のシンシアの項でも書いたのですが、そんなわけで彼女は手を差し伸べて、彼は手を引かれて、やがてふたりで並んで手を繋ぐ、みたいな具合を意識しております。
 俺にとっては君がヒーローで、君にとっては俺がヒーロー。そうやって支えあっていけばいい、みたいな。
 そして涙ぐんでくださったというシンシアの心情吐露のシーン。
 ヒーローがヒーローじゃなくなる場面ではあるのですけども、前述の事がありますから。それが失望や落胆に繋がらないように、生じるのが愛おしみや共感であるようにと気合をいれて書きました。
 キュンとした、感動したとのお言葉に、なのでついにやついてしまう次第です。

 ちょっと余談になるのですけども、確か椎名誠さんが「友情とは50%の尊敬と50%の軽蔑で成り立つ」みたいな事を書いてらっしゃいまして、これはその通りだなあと思っています。
 憧れてばっかりっていうのは、逆に敬して遠ざけるみたいな格好に繋がるでしょう。何一つ尊敬できないとの間に、相互の信頼を築くのも難しいでしょう。
「あいつは駄目なとこもあるけど、でも凄い奴なんだぜ」ってのが、一等いいように感じるのです。
 ちなみに俺は親しくなった相手に、「こんな人だとは思わなかった」とよく言われます。「もっと生真面目で頭のいい人なのかと思ってた」と。
 俺は生真面目で知的な好青年で間違いないはずなのですが、一体どういう事なのでしょうか。
 少々話が逸れましたが、だからこそ相手と向き合って、思っている事を、特に大事な想いを口に出して伝えるのは大切なんだと考えます。本当に当たり前なんですけど、例えば父母に「いつもありがとう」なんて面と向かっていうのは難しかったりしますよね。
 祖母が逝去した時にそれを痛感しましたので、こういう人間関係の根底みたいなものもテーマとして盛り込んでみました。
 立ってるのは自分の足でだけれど、人間ずっと一人だけで立っていられるものではないと思うのです。


 タルマとスクナナ。
 これは後日四方裏山話で書こうと思っていたのですが、性格がおとなしめで一歩下がるタイプのタルマはあまり好かれないかもと思っていたのに、好みと仰ってくださる方が意外と多くて、嬉しい半面びっくりもしています。
 あとタマ笑い。
 このにふにふの初出は「ニーロさま」が「ニーロさん」になった時で、ひどく消極的だった彼女が、人と関わろうと、人に働きかけようと思った時に初めて浮かべた表情であったりします。
 誰かを幸福にする為の策を、皆で幸せになる為の作戦を、一生懸命練る小動物はとても可愛いと俺も思います。
 そして根菜と根菜と根菜のシチューを書くと不可思議なもののようだけれど、タマネギと人参とじゃがいものシチューと書くけばなんて事ない料理になるから日本語って面白い。

 逆にスクナナは「ツンデレ女騎士とか人気ポジだろう」と油断していたら結局あまり目立たせてやれなくて、潜水艦系の名に違わず潜行したままになってしまったような気がしてなりません。でも「なんか彼女が登場するとテンション上がる」なんて仰ってくださる方もいらして、決して消えていたわけではないはず。
 ちなみに潜水艦系美少女的事例は、現実でも「あれっ?」みたない感じ、あると思います。まあ自分がそれまで気づいてなかったってだけの話なんですけども。


 ラスト、追伸の件。
 メッセージでもお伝えしました通り、もうこちらから伏してお願いしたいようなお話でございます。急かすでは決してありませんけれど、拝見できるのを楽しみにしております。
 あとキャラクターデザインについて。
 現在挿絵として使わせていただいているお二方のものは、別段造形について入念な打ち合わせをしたわけではありません。それぞれが文章から想起したイメージを表してくださった体裁です。
 なので既にあるものに沿う必要はなしで、お気の向くままに描いていただければ幸いであります。
 差し出口ではありますが、もしお気になされていたらと以上添えさせていただきました。


 さてさて、筆の進むままにまたも際限なくしたためてしまいました。これらわずかながらでも返礼となればと祈ってやみません。
 本編のみならずこちらにも最後までお付き合いくださりありがとうございましたと結んで、乱筆乱文、結びたく思います。
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鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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