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『リア住怒りの鉄拳 ~仏の顔もサンドバッグ~』拾遺

 この度無事完結いたしましたので、『リア住怒りの鉄拳 ~仏の顔もサンドバッグ~』の細かいだけの設定なぞをつらつらと。
 書きたい事を書き殴ってるので一部ネタバレあり。
 また当然ながら、興味のない人はスルー推奨である。

オショウ
 主人公。第六地球宙域駐留軍所属従軍複製僧兵にして、四人の僧を束ねる住職階級。識別番号はHTF-OB-03。
 総合戦闘術仏道を修めた巨躯の有髪僧であり、身長以外は日本人的外見特徴を持つ。
「うむ」だけで会話を進めるのが特技だが、別段悟り切っているのではなく対人経験が薄いだけである。
「仏騒な事だ」からの金剛身法は、ヒーローの変身シーンめいたお約束のイメージ。ただし9話目ではケイトが「仏騒」発言をして、オショウが「楽勝だ」で受ける形になってます。こういうお互いをわかってるムーブが好きなんです。
 ちなみに識別番号に大した意味はなくて、hexa terra forceのOB03(おぼーさん)ってだけだったりする。
 異世界転移して無双する主人公なのに、最後までちゅーすらしません。
 僕ァ甘くてラヴいシーンとか書けないし、キスなんて恥ずかしくて描写できない清純派なので仕方ないね。仕方がないね。


ケイト・ウィリアムズ
 ヒロイン。確定執行のウィリアムズ。
 覚悟決めちゃってる葉隠系女子。あと動物に懐かれる系だったり、魚料理が苦手だったり、先走るのが得意技だったりする。
 父親を幼い時に亡くし、ちょっとファザコン気味。オショウに惹かれたのもそれが一因なのだが、予想外の真実である。
「楽勝ですわ」の口癖は自分に言い聞かせる為のもの。透明な笑顔とセットで彼女の覚悟の象徴である。女子力とは死ぬ事と見つけたり。
 結局のところこの話は、彼女がやっと普通の女の子みたいに微笑むまでの物語だ。
 なお、ウィリアムズの家は国から捨扶持もらってます。職業軍人で死人です。そんなところまで鍋島武士です。でもちゃんと野良仕事とかもしてる。
 ブラウンの瞳に栗毛のセミロングだが、瞳の色は霊素の消耗具合によって変化し、同時に比例して視力も低下する。
 ケイトの名前は計都から。
 ラスボスの魔皇がお釈迦様の息子さんから頂戴してラーフラ。これの由来は羅喉だそうなんで、なんとなく対にしてみました。


セレスト・クレイズ
 アーダルの太陽。長い赤毛の大霊術士。
 霊素許容量を増大させられた調整人間で、人類では唯一“真夜中の太陽”をノーリスクに執行できる。ウィリアムズさんちの子もできるっちゃできるが、やっぱり瀕死になる模様。
 性格は大雑把。死ぬほど大雑把。ただし気と頭はよく回り、政治も出来る。親戚の子供とかに好かれる感じのにーちゃんである。
 真夜中の太陽のルビ「ラト・スール」はヒンディー語の夜(ラート)と太陽(スールェ)を響きの良い感じにくっつけただけ。というかぶっちゃけ名前はこの曲からである。
 なんだかんだでリーダー的立ち位置であった為、思った以上に出番が増えた。喋りが書きやすかったのもポイントか。


ミカエラ・アンダーセン
 アーダルの弓使い。神眼。
 視力と腕力を強化された調整人間。短く刈り込んだ金髪に緑の目を持つ。平素は界獣狩りに勤しんでいた。
 セレストの相棒役兼フォロー役。なんだかんだ言っても相互の信頼は厚い。実はネスの祖父から、彼女の護衛も頼まれてもいる苦労人である。
 名前は弓の超凄い人、ラース・アンダーセン氏から。


ネスフィリナ・アーダル・ペトペ
 封入式霊動巨甲冑同調者。カダインの甲冑繰り。アーダルチームの盾役。
 中身はカイユ・カダイン直系血族にしてアーダルの第三公女。榛色のゆるふわウェーブ髪なロリ……じゃなくって可愛いお子様。
 調整者である祖父メサ・ペトペのところでセレストとは数度顔を合わせており(勿論セレストの方は覚えていない)、彼を慕って今回の暗殺行に同道した。アーダルだけ派遣人数が一名多いのはこの為である。
 王族であるが継承権は喪失しており、甲冑との同調用に調整手術を受けている。その影響で基本喋らない。というか喋れない。
 中身がバレない為というのもあったのだが、この「喋れない」設定のお陰で、戦国BASARAの本多忠勝のようになってしまった。ちょっと反省。むしろ猛省。
 カイユ・カダインはヴィンチ村のレオナルドさん枠。もしくは時間遡行してきた未来人枠。アーダルにあるオーバーテクノロジーっぽいのは大体この人の仕業である。要するにアーダルの人体調整技術もこいつの遺産である。


カナタ・クランベル
 9代目聖剣。もしくはクランベルの聖剣。
 所属国の名を冠してラーガムの聖剣と呼ばれないのは、彼の特殊術が血筋に由来する、まさにクランベル家固有のものだからである。
 薄茶色の髪をした細身の少年だが、剣技はきっちりと仕込まれている。
 ちょっと良い子過ぎるのと年相応に青臭い性格付けだったのが相まって、あまりいい場面をあげられなかった印象。
 先祖はオショウと同じく他世界の被召喚者。
 この世界の被召喚者は珍しくはあるが希ではなく、言語翻訳術式もそうした人々により作成されたもの。
 ちなみに被召喚者に対するハニートラップは定番中の定番であり、召喚術式に「こちらの世界の人間と子供を作れる」なんて条件が組み込まれてる模様。


イツォル・セム
 順風耳にして千里眼。ラーガムの影渡り。
 銀の結い上げ髪の少女で、強力な隠行術の使い手。諜報のスペシャリスト。実のところ刺客戦術の要中の要である。
 洗脳めいて徹底した教育によりカナタ第一主義になるように調整されており、自己犠牲を含めて、彼の為ならばどんな犠牲も厭わない。
 目の良さからネスの中身に気がついており、それ故お姉さんムーブを披露して仲が良い。
  

ラーフラ
 魔皇様。一応ラスボス枠。
 主人公到着までは頑張って絶望を振りまいて、その名の通り人類の障害になっていたはず。まあオショウが来ちゃった後はギャグ時空に転落するばかりである。
 逆に言えばあんなんが来なければ普通に勝ってた。一生懸命考えた戦術と戦略を単体に覆された彼は泣いてもいい。
 まあ柔軟な思考の出来るタイプではあるので、その後は上手い事立ち回ったのではないでしょうか。
 魔皇の体の一部って事で、五王六武は五臓六腑からの命名。音から決めただけあって、五王はちゃんと考えてあるけど、六武の残りは未設定という惨状である。あと王の上に皇がいる中国スタイル。
 あと魔族の名前はヒンディー語で、それぞれの特徴っぽい箇所をそのまま持ってきてる。
 ムンフが口、パエルが足、アーンクが目、ナークーンが爪、ダーントが歯、バールが髪。ハートが強くて骨太なディルハディはディル(心臓)とハッディー(骨)の組み合わせ。


 国。
 アプサラス、アーダル、ラーガムの三国が主要国家。
 基本都市国家の体裁で、大樹界に沿って第二、第三都市を展開していってるようなイメージ。
 俺が書くなんちゃってファンタジーの国は大体ローマが基本である。あの時代から上下水道や窓ガラス完備で通貨概念が浸透してたとか何それ凄い。

 アプサラスはインド神話の水の精。「水の中で動くもの」「雲の海に生きるもの」みたいな意味なんだそうな。国全体に回復効果のある霧がかかってるってのはここから。
 実は魔族被害の最も少ない国であるが、その理由はウィリアムズの一撃必殺術にある。どの魔皇も「条件が整ったら確定即死」みたいなクソゲーにチャレンジしたくないのだ。
 この為戦争を好まない魔族も多く紛れている。

 アーダルはゾロアスター教の火の天使。
 真夜中の太陽を使うセレストのいる国だから火関連の名前でいいんじゃね、という逆命名である。
 カイユ・カダインという天才を生んだ国であり、彼の一足飛び発明品により人体改造技術を有する。
皇禍に際して選出されるのはこれらの調整人間である。
 調整手術を受けた者は定期的にメンテナンスを受けない限り、生命バランスの崩壊から短命化する。アーダル上層部はこれを利して彼らの生殺与奪と手綱を握っている。
 ただしこの後、セレストに秘匿技術を丸ごと分捕られる模様。

 ラーガムはインド古典音楽の旋法「ラーガ」の複数形。
 この国は徹底した教育を背景にした連携、集団戦術に長けるという設定。カナタとイツォルが受けた洗脳じみた訓練もこの成果である。アーダルとはどっちがより非人道的かで喧嘩し合う仲。
 反面、識字率を始めとした教育水準が高く、技術的なものも伝導されすい。多くの職人や術師の集う国でもある。
 ちなみに被召喚者に対するカーマ・スートラ的なブツを編んだのもここ。4話目にある「教範に従って、男性の気を引くような振る舞いもしてみた」なんてのはこれの悪影響である。

 実はもう一国、亀上都市クーロンなんてのも考えてた。
 巨大な陸亀に乗っかった国で、ランダムに地上を闊歩する隠れ里的な存在である。だがイマイチ設定が活かせなそうだったので、名前の通り机上の空論として終わった。 


 エンディングについて。
 しばらくしたらアプサラス、アーダル、ラーガムの人間三国の他に魔族の国がひとつできて、あとヴァチカン市国みたいなサイズの永世中立国家テラが折衝役として誕生する。
 そこの行政最高責任者は「住職」であり、誰もが信頼に値すると目された人物のみがこの地位に就く。
 初代住職は被召喚者であり姓を持たなかった為、妻の姓を名乗ってウィリアムズ住職と呼ばれた。
 幸福な生を全うしたという彼の呼称を略してリア住といい、これが世を満喫する生き様を指す言葉としての「リア住」の由来である。
 ……みたいなマクロ的〆を考えていたのだけれど、途中の曼陀羅的悟りとか書いてる辺りで「手のひらに掴めるものを求めた話であるから、やはりミクロ視点の幸福で終わりにするべきであろう」と思い直したのと、「民明書房『意外な言葉のその由来』より抜粋」みたいになったので取りやめた。
 いくつもの小さな幸せから世界平和は成り立っているし、男の勲章なんて好きな子の笑顔ひとつで十分なのだ。


 余談。
 本作の私的BGMはPretty maidsの「Little drops of heaven」(「Listen while you read!」かその横の再生ボタンをクリック )でした。
 最終話のタイトルとしても拝借してたりするけども、9話目の前半部分が特にこのイメージ。
 もし気が向いたら、流しながら眺めていただけたりすると嬉しい。
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鵜狩

Author:鵜狩
鳴かぬなら 鳴くのにしよう 不如帰

 小説家になろうにて物語を書き撲っております。

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